任意整理最大のメリット『利息免除』の意味
通常、毎月10,000円とか20,000円という決まった金額を返済していると思います。
この10,000円とか20,000円の内容をよく見ると、元金と利息に分かれています。
ATMで返済した時に出てくる小さな紙を見るとそれぞれの金額が記載されています。
クレジット会社の場合は、毎月の請求書に元金、利息、手数料が記載されています。
各社のホームページでログインして返済・残債務状況を見る形式も増えています。
つまり、返済する時は全額が元金に組み入れられるわけではないのです。
元金と利息両方に組み入れられるのです。
500,000円を以下の条件で借り入れしたとします。
わかり易くするために条件は単純化します。
利息は年18%
毎月の返済金額は10,000円
最初のお借り入れ以降は追加のお借り入れをせずに返済だけをする
すべて月末に返済する
1ヵ月はすべて31日として計算し、1年はすべて365日とする
1ヵ月後に10,000円を返済すると、
利息の計算式
500,000円×0.18×31÷365=7643円(1ヵ月分の利息)
10,000円−7,643円=2,357円(元金に組み入れられる金額)
500,000円−2,357円=497,643円(残元金)
2ヵ月後に10,000円を返済すると
利息の計算式
497,643円×0.18×31÷365=7,607円
10,000円−7,607円=2,393円
497,643円−2,393円=495,250円
3ヵ月後に10,000円を返済すると
495,250円×0.18×31÷365=7,571円
10,000円−7,571円=2,429円
495,250円−2,429円=492,821円
4ヵ月後に10,000円を返済すると
492,821円×0.18×31÷365=7,534円
10,000円−7,534円=2,466円
492,821円−2,466円=490,355円
5ヵ月後に10,000円返済すると
490,355円×0.18×31×365=7,496円
10,000円−7,496円=2,504円
490,355円−2,504円=487,851円
6ヵ月後に10,000円返済すると
487,851円×0.18×31÷365=7,458円
10,000−7,458円=2,542円
487,851円−2,542円=485,309円
元金約15,000円を減らすために利息を45,309円も支払っているのです。
日 付 | 借 入 | 返 済 | 利 息 | 元金充当 | 残 元 金 |
2018.11.30 | 500,000 | 500,000 | |||
2018.12.31 | 10,000 | 7,643 | 2,357 | 497,643 | |
2019.1.31 | 10,000 | 7,607 | 2,393 | 495,250 | |
2019.2.28 | 10,000 | 7,571 | 2,429 | 492,821 | |
2019.3.31 | 10,000 | 7,534 | 2,466 | 490,355 | |
2019.4.30 | 10,000 | 7,496 | 2,504 | 487,851 | |
2019.5.31 | 10,000 | 7,458 | 2,542 | 485,309 |
上記のように、かなりの金額の利息を支払うことになります。
完済するまで利息を支払い続けることになると利息だけでもかなりの金額です。
追加の借り入れをしない前提でも上記のようにかなりの利息を支払います。
もし、ちょこちょこ追加の借り入れをしていたら、元金はほとんど減りません。
追加のお借り入れをすれば、元金が増えるからです。
利息は元金に対してかかります。
元金が増えれば、お支払いする利息も当然増えます。
毎月お支払いをしているのに元金が減らないと感じるのはこのためです。
上記の場合に任意整理により、残元金『485,309円』で和解できたと仮定します。
そうすると、『485,309円』で金額を固定できるのです。
原則として、和解合意した以降は利息の支払いをしなくてよくなります。
例えば、以下のような和解になります。
和解金額:485,309円
返済回数:全49回(5,309円1回 10,000円48回)
返済期間:2019年10月〜2023年10月
全49回をきちんと返済できれば、完済できることになります。
10,000円返済すると、10,000円全額が元金に組み入れられます。
返済すればしただけ元金が減りますから、完済までの時期が早まります。
10,000円返済しても元金が2,500円〜2,700円しか減らない状態とは全く違います。
だからこそ、利息免除は、任意整理の最大のメリットなのです。
その見返りとして、信用情報には登録されてしまいます。
裏を返せば、信用情報に登録される不利益があるからこそ利息免除の利益が得られるのです。
信用情報には登録されますが、完済後一定期間経過により、信用情報もきれいになります。
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